あらすじ

夏の終わり、一通の文を届けるため、巫女・月白は師の文を抱き、遥か都を目指していた。ただ独り、己に課した「役目」という名の納得を道標にして。  ​そんな彼女の前に現れたのは、法衣を翻し、目的地の見えぬ寄り道ばかりを繰り返す謎の僧侶・庄八だった。性格も歩調も噛み合わない二人。  しかし、月白の抱える孤独な震えを庄八が小粋な茶化しで掬い上げた時、奇妙な「同行二人」の旅が始まる。  秋の気配が忍び寄る街道で、団子の甘みや祭りの灯火に足を止め、二人は語られぬ過去を懐に隠したまま、静かな別れへと一歩ずつ近づいていく。  これは、季節の行事と数々の静かな別れを重ねながら、語られない目的地へと歩いていく和風旅情ファンタジー。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/23
  • 現在の作品縁り道紀行