あらすじ

「はる。手を離してよ。このままだと二人とも落っこちゃうよ」 「いやだよ。『絶対に手を離さない』」 はるは怖くて怖くて震えているりんを見てにっこりとりんのことを安心させるようにして笑った。 はるとりんは真っ暗な深い闇の中で宙ぶらりんになるみたいにして、はるが手につかんでいる『一本の光の紐』にぶら下がるようにして、浮かんでた。 はるはもう片方の手でしっかりとりん手を握りしめていた。りんもしっかりとはるの手を握っている。本当ははるの体に(怖かったから)しがみつきたかったけど、手を握っているだけで精一杯だった。 真っ暗な深い闇の中に音はなにもなくてはるとりんの話をする声と、どきどきしている心臓の音のほかにはなんの音も聞こえてこなかった。

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小説を読もう2026/06/23
  • 現在の作品はると手をつないで。