あらすじ
社会人として忙しい日々を送る梨花。
学生時代、彼女には心から愛した乙女ゲームがあった。
何度も物語を読み返し、何度も恋をして、何度も泣いた。
けれど大人になるにつれ、そのゲームも、推しだった彼も、少しずつ思い出になっていった。
そんなある夜。
新作乙女ゲームを遊んでいた梨花のスマートフォンに、ありえない人物が現れる。
それは、かつて彼女が最も愛した攻略対象――リュカだった。
「迎えにきたよ」
優しく微笑む彼は、梨花の名前を知っていた。
忘れたわけじゃない。
だけど、会いに行けなくなってしまった。
そんな彼女の前に現れたリュカには、どうしても伝えたい想いがあった。
これは、離れてしまった二人がもう一度出会う物語。
そして、三十三本の薔薇に込められた、ひとつの恋の物語。