あらすじ

「今宵この場をもって、婚約を破棄する」——春の舞踏会で、第二王子カイルは衆目の前で私を断罪した。義妹セレナのドレスを切り裂いた悪女だと。四十九回目の嘘。三年間、全て記録してきた。泣いて縋る? 怒って反論する? 残念ながら、私はそこまで愚かではない。「謹んでお受けいたします」深く一礼した瞬間、私のドレスが月光のような輝きを放った。王国の至宝『月光の絹』——各国から羨望される国宝級の魔法織物。その製作者の名を、義妹は騙っていた。本当の織り手は、私。地味な侯爵令嬢と蔑まれた私こそが、王国を支える唯一の存在だった。婚約破棄? どうぞご自由に。ただし、私がいなくなった後の王国がどうなるか——覚悟はおありかしら? 継母と義妹に奪われ続けた少女が、全てを暴き、自分だけの人生を織り始める。痛快逆転ファンタジー。

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小説を読もう2026/06/23
  • 現在の作品婚約破棄されましたが、私の織った月光の絹がなければ王国は終わりですので、どうぞご自由に