あらすじ

結城晴人(ゆうき はると)、30歳。真面目だけが取り柄の冴えないサラリーマン。 孤独に三十路の誕生日を迎えたその夜、彼の脳内に謎のシステム音声が響き渡る――『隠し神聖魔法:因果律の調律が覚醒しました』。 訳も分からぬまま実家の片付けをしていた晴人は、クローゼットの奥に潜んでいた「異世界への扉」を発見してしまう。その向こうで待っていたのは、10年前、当時20歳だった晴人が命がけで救った少女・水樹志織(みずき しおり)だった。 10年の歳月を経て、22歳の美しき大人の魔導士へと成長していた志織。夜の異世界で再会した彼女は、10年分の愛を爆発させ、圧倒的な色気とベタ甘な態度で晴人を翻弄してくる。 しかし、彼女から語られたのは驚くべき事実だった。 「私は眠っている間だけ、この世界に魂が転移するの。現実世界の私にも会いに来て!」 手渡されたメモを頼りに、現実世界のカフェを訪れた晴人。そこには大学4年生になったリアルな志織がいた。しかし、現実(昼)の彼女は、晴人への想いが強すぎるあまり、30歳になった晴人を前にして激しく動動しつつも、防衛本能から冷たいビジネスライクな態度で一線を引いてしまう。 「現実の私も、お兄ちゃんの男の魅力でもう一度最初から恋に落として?」 夜の志織の甘いおねだりと超積極的なアドバイス(現実包囲網)により、志織は現実世界でも晴人のアパートの真隣に引っ越してくることに! 昼は「じれったい距離感でお互いにドギマギする隣人ラブコメ」、夜は「宿屋の個室で理性を溶かされるベタ甘ファンタジー」という、前代未聞の二重生活が幕を開ける。 しかし、順風満帆に見えた二人の秘密の日々に、異世界の崩壊という最悪のタイムリミットが迫っていた。さらに晴人が手にした『夢日記』が書き換わるとき、驚愕の真実が明かされる。 ――これは、晴人が彼女を救うために絶望を繰り返してきた、【30周目の世界】だったのだ。 すべての記憶を思い出したとき、30歳のヘタレ社会人は、大切な人を今度こそ救い出すために「最強の戦士」へと覚醒する。 大人になりきれない30歳男と、一途すぎる22歳美女が織りなす、10年越しの「遅れてきた青春」をかけた因果律崩壊ラブファンタジー!

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カクヨム
カクヨム2026/06/23
  • 現在の作品30周目の世界で、君と遅れてきた青春を 〜10年前に消えた20歳のお兄ちゃんが、30歳のスーツ姿でカフェに現れた時の現実の私の動揺について〜