あらすじ
深い森の奥。
そこには人間たちから「魔物の集落」と呼ばれる小さな村があった。
狼獣人、狐獣人、猫獣人、ハーピー、オーク――。
様々な種族が暮らすその村で、一人の人間の少年が育てられていた。
少年の名はイリス。
赤ん坊の頃に森へ捨てられた彼は、狼獣人の夫婦ガロンとルナに拾われ、愛情を受けながら成長していた。
元気な幼馴染フィア。
空を飛ぶことが大好きなソラ。
眠ることが大好きなミィ。
少し大人びたセリナ。
そして村で暮らす多くの仲間たち。
人間でありながら魔物たちの家族として生きるイリスは、平和な日々の中で友情や絆を育んでいく。
しかし、森の外では人間と魔物の対立が続いていた。
まだ幼いイリスは知らない。
自分が何者なのか。
なぜ森に捨てられていたのか。
そしてこの小さな村が、どれほど大切な場所になるのかを。
これは人間として生まれ、魔物たちに育てられた少年イリスが、家族や仲間との出会いを通して成長していく物語である。