あらすじ
「今のゲームは画質(4K)ばかり綺麗で中身が薄い! ゲームの魂は8bit(ドット絵)にこそ宿るんだ!」
そう豪語するレトロゲームヲタクの品川(しながわ)始(はじめ)は、最新VRゲームの発売日にトラックにひかれて死亡する。
転生を司る女神に「4Kの世界が良い」と素直に答えた始だったが、神の転生システムがまさかの大バグを起こしてしまう!
「4Kって頼んだじゃん! なんで俺だけファミコンなんだよ!!」
言葉を喋れば「ピコーン♪」、ため息をつけば「プワップワップワッ↘」。
世界が息を呑むほど美麗だからこそ、縦16マス×縦12マスの粗いドット絵で構成された主人公の存在感は浮きまくり。
しかし、始は気づいていなかった。
なめらかな動きが存在しないゆえの『1フレーム(瞬間)座標移動』。
丸みも斜めもない四角い体ゆえに、敵の攻撃を絶対に弾く『直角の当たり判定』。
そして、世界の床や壁をすり抜ける『床抜けバグ』――。
これは、最新の4K世界に取り残された限界低画質男が、昭和のバグ技を駆使して世界を完全攻略(フルコンプ)する、ゲームシステム崩壊系ファンタジーである。
「ピロリロリ~ン♪(異世界よ、これが8bitの暴力だ)」
※この作品は超微小にaiを使っています。