あらすじ
世界は終わらない“炎症”に侵されていた。
赤み、痒み、腫れ、湿疹——
皮膚という大地を蝕み、人々の健康、尊厳、そして幸福を静かに削り続ける病。
それを鎮めるため建国されたのが、
【軍事国家ステロイド帝国】だった。
この帝国では、“強さ”こそが絶対。
薬たちはステロイドランクによって厳格な階級へ振り分けられ、日夜、炎症戦線へ送り込まれている。
強き薬は崇められ、
弱き薬は軽んじられる。
——それが、この国の常識だった。
帝国では今、
“弱ステ不要論”が広がりつつあった。
火力こそ正義。
強さこそ救済。
弱い者には、何も救えぬ……!
そう叫ぶマイザー将軍率いる強硬派によって、ロコイドたちは少しずつ追い詰められていく。
しかし——
強すぎる力は、本当に人を救うのか。
そして“優しさ”は、本当に弱さなのか。
これは、炎症に侵された世界で、薬たちがそれぞれの“強さ”を探す物語。
炎症と戦うドラッグ・ヒューマンドラマ、ここに開幕!!!!!