あらすじ
20XX年。奈良県の某古墳から出土した一枚の石板が、日本神話の常識を覆した。
考古学者・前野が数年をかけて解読したその銘文には、『古事記』とも『日本書紀』とも異なる、血と戦乱に塗られたもう一つの神話が記されていた。彼はその翻訳本を『倭王年代記』と名付けた。
第一巻『神殺し戦記』——神々に支配された世界で、カムヤマトイワレビコは問う。神とは何か。神を殺すことは、罪か、それとも解放か。古事記神話を全面的に転倒させた世界で、一人の人間が神殺しの旅を始める。
第二巻(仮)——古墳時代。八つの宿命を背負った勇者たちが列島を駆ける。里見八犬伝の魂を古代日本に宿した、義と闘争の叙事詩。
第三巻『神殺し戦記・弐』——ヤマトタケルの名を持つ皇子が征く。東へ、西へ、果ての果てまで。神殺しの血脈は、次の時代にも受け継がれていた。
石板に刻まれた神話は、まだ終わっていない。
※このお話は古事記を元にして作ったフィクションです。実際にはこの倭王年代記は存在しません。
皆は探しに行ってはだめですよ