あらすじ
これまで誰にも愛されたことのない29歳の地味なOL・西条晴恵[さいじょう はるえ]の前に現れたのは、高校時代に激しく恋焦がれ、告白も出来ずに別れてしまった完璧な美少女、東堂美那子[とうどう みなこ]だった。
10年ぶりの再会に心躍らせる晴恵だったが、美那子から告げられたのは「親の強制するお見合いを壊すため、半年間だけ偽りの恋人として同棲してほしい」という、あまりにも身勝手な提案だった。
本当なら断るべき「嘘」。
だが、差し出された美那子の手の温もりに、眠っていた晴恵の恋心が激しく目を覚ましてしまう。半年後には今以上の絶望と失恋が待っていると知りながらも、晴恵は毒入りの甘い蜜を啜るように、期間限定の「おままごと」を受け入れてしまう。
しかし、「嘘」から始まった悲しいはずの共同生活は、どこか気恥ずかしいほどに甘くて優しくて、まるで「本物」の新婚夫婦のようで――
「ただの身代わり」と切ないカウントダウンを刻み続ける晴恵。
彼女の深い優しさに触れて本物の独占欲を芽生えさせていく美那子。
すれ違う二人の「嘘」の境界線が融け出すとき、期間限定の芝居は、一生ものの恋へと姿を変えていく……!!