あらすじ
京都旅行で思わぬ形で「夫婦交換」をした早苗夫婦、地元に戻ってもどこかぎくしゃく。
そんな時、平凡な夫婦である康史と香は、大学時代の友人として、孝弘・早苗夫婦と出会う。香は都会的で計算された色気を武器に、孝弘を誘惑しゲームの主導権を握ろうと目論んでいた。康史もまた、清楚な早苗の肉体を奪うという野卑な渇望を抱き、両夫婦は「夫婦交換」の約束を交わす。
しかし、ホテルのスイートルームという密室に集まった4人を待っていたのは、主催者を気取る孝弘が提示した「互いの営みを間近で鑑賞し合う」という、ルールを根底から覆す残酷な提案だった。
元あった「夫婦」という枠組みは床に脱ぎ捨てられ、そこには勝者も敗者も、観客も演者もいない。ただ互いの尊厳を食い荒らし、快楽の地獄を更新し続ける4人の「共犯者」たちの果てしない夜が幕を開けるのだった。