あらすじ

救急車が足りない時代。 命を選ぶのは、医師だった。 高齢化率40%を超えた日本。 救急車の出動件数は過去10年で250%に達し、医療も消防も限界を迎えていた。 政府が打ち出した前代未聞の国家プロジェクト―― それは、消防指令センターに救急医を配置し、「救急か、非救急か」を電話で判断する制度。 その実証実験の担当に選ばれたのは、救命救急医・江山。 しかし彼には忘れられない過去があった。 幼い頃、兄はひき逃げ事故に遭い、救急車の到着が遅れたことで命を落とした。 「もし、あの時救急車がもっと早く来ていれば――」 命を救うための制度は、 誰かの命を切り捨てる制度になってしまうのか。 理想と現実。 政治と医療。 消防と病院。 一人の救急医が、日本の未来を懸けた制度に挑む。

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カクヨム
カクヨム2026/06/22
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