あらすじ
友人に誘われ、健太は離島・姫姜島を訪れる。そこには「嘘の声を飲み込む海獣モナ」の伝説が残っていた。島で奇妙な体験をした後、友人は姿を消す。
数年後、島の話を聞いたおばち倶楽部の1号が体験談として投稿したことをきっかけに、モナの噂はSNSで拡散していく。「私もその島へ行った」と語る者が現れ、体験談は少しずつ形を変えながら増殖していった。
やがて姫姜島は世間の注目を集める。発起人まること1号のもとにも、責任を問う声が届き始める。モナとは何なのか。消えた友人はどこへ行ったのか。言葉だけが先に進み、誰も引き返せなくなっていく。