あらすじ
女神の加護を受けし、今世の勇者アザル
を名乗る、ペテン師ロキ
金属をメッキする薬品で茶色の髪の毛を金に染め、左手の甲に焼きごてを使って勇者紋をつけ
伝説の勇者像を真似し、小さな村々を勇者アザルと名乗りながらタダ飯、タダ寝の歓待を受けて回っている小悪党。
そんな小悪党に疑を持つ村長によって無理やり北の魔の森へと向かわされる事に
同行していた筋肉3馬鹿の若者らに森の奥へと突き飛ばされるロキ
そんなロキに迫るA級魔物キマイラ
無我夢中で逃げた先で落とし穴に落下…
何とかしようと落下中に無理やりブロードソードを抜き振り回す―――が、空を斬る剣先
ドスッ
落とし穴の最下層に落下した拍子にブロードソードは何かに突き刺さった。
ロキも右足が折れへんな方向へと向いて激痛が走る
そんな絶叫の中、地面が揺れ大きく傾いた
落下しないようにと突き刺さった剣の柄を必死で掴んで耐える
力を込めたせいで、さらに深く突き刺さる剣
地面がさらに激しく傾き、ロキは剣と共に振り落とされる。
起き上がると剣を突き刺し地面と思っていたのは、巨大な黒い龍の額だった
横たわる巨大な龍の死骸
なけなしのポーションでなんとか骨折だけは治し、剣を杖代わりに巨龍の洞窟を脱する
――ロキは知らない、死骸となった巨竜はアフレド大陸に恐怖と死を巻き散らす最強の魔王、第一魔王フォルトスであったこと
そのフォルトスの人間の爪程しかない極小の弱点を、無茶苦茶に振り回したブロードソードがクリティカルヒットし、ワンパンで倒してしまったこと
魔王の魔性コアを砕いた事で、フォルトスの呪いに侵されてしまってること
核を砕いたブロードソードに魔王フォルトスの魂が宿ってしまったこと
だがしかし、ロキは知らなくても世界各国で魔王に対抗しようとする国の重鎮たちは第一魔王の魔性が消滅した事を知り
「勇者降臨」を高らかに宣言する。
遠見の術で魔王を倒した者として身バレするロキ
最初こそ、ふって沸いた(と思ってる)波に乗るつもりだったが
「は?第二から第六魔王も討伐してほしい?」
「無理無理無理、俺偽勇者だから!」
だが、今更そんな言い訳が通用する訳ない
各国とも自国を脅かす魔王を先に討伐して貰おうと、偽勇者ロキの勧誘に乗り出す…そんな中大陸に名を轟かす3人の美女が名乗りを上げる
が、その実はかなりイタイ女性
清楚に見えて実はヤンデレ聖女
勝気だけど実はドMの姫騎士
マッドサイエンティストの眼鏡ドエロ賢者
そんなヤバい女共に追われ、正体を隠しロキを弄って楽しんいるフォルトスに疲弊する日々
ロキは偽勇者としての、小悪党ライフを無事送れるのか?