あらすじ
朝起きたら猫耳おじさんになってた!?
どうしてこうなった!!
今日も普通に出社日だけど、絶対にこの秘密は守り通さないといけない。うん!
モンスターあふれる世界で戦闘に巻き込まれた冴えないサラリーマン、日野透は瀕死の重傷を負って入院していた。
退院後、久しぶりに家で寝て起きたら、なんと猫耳が生えていた!
顔も中身もさえない三十歳のサラリーマンに、猫耳が合うはずもない。
バレたら黒歴史確定!
猫耳だけは絶対にバレたくないおじさんの、ちょっとダークなお話が今始まる!
◇あらすじ◇
地球外生命体《プリモ》が地球に運び込まれ、それを追って侵略に来たエイリアン、通称《モンスター》の存在が当たり前になった世界。
そんな世界で、顔も中身も冴えない、どこにでもいるアラサー会社員、日野透、三十歳。
昔はハンターに憧れていたこともあった。
けれど現実を見て、年齢を重ねて、今では満員電車に揺られながら会社へ通う毎日を送っていた。
そんなある日、透はモンスターの討伐に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、病院に運ばれてしまう。
そして退院後。
久しぶりに自分の部屋で眠り、朝起きて鏡を見たら――。
猫耳が生えていた。
いや、おっさんに猫耳が生えてどうすんだよ!
美少女ならまだしも、こっちは三十歳の会社員である。
寝癖。
無精ひげ。
疲れた顔。
そこに猫耳。
完全に事故だ。
しかも問題は見た目だけではない。
傷はすぐ治る。
身体能力は妙に高い。
感情が高ぶると尻尾まで出る。
原因は、以前こっそり拾って飼っていた猫のような宇宙生命体《プリモ》のサクヤ。
どうやら透は、サクヤと肉体ごと共生してしまったらしい。
つまり透は、正規登録なしの違法ハンターになっていた。
会社でバレたら社会的に死亡。
ハンター協会にバレたら普通に犯罪者。
だから日野透は、今日も猫耳を隠す。
昼は、普通の会社員のフリ。
夜は、正体不明の違法ハンター。
これは、ハンターになれなかったアラサー会社員が、絶対にバレたくない秘密を抱えながら、人間をやめかけても何とか日常にしがみつくお話。