あらすじ
突如として日本に現れた異界《アークレギオン》。
そこから持ち帰られる素材や遺物は世界の常識を塗り替え、日本はわずか数年で世界有数の発展国へと変貌した。
未知を切り拓き、危険の最前線に立ち、富と栄光をもたらす者――冒険者は、今やこの国で最も憧れられる英雄である。
だが、アークレギオンへ足を踏み入れるには、十六歳で行われる《適正判定》を突破しなければならない。
高い適正値を持つ者は未来を約束され、低い者は夢の入口にすら立てない。
そして、幼い頃から誰よりもアークレギオンに憧れ、その攻略法を研究し尽くしてきた少年・篠ヶ谷界は、その日を人生のすべてとして待ち続けていた。
――なのに、下された結果は適正0.00%。
しかも同じ日に、名門・寿家の令嬢にして誰もが将来の英雄と信じていた少女、寿明加莉までもが**適正0.00%**を叩き出す。
世界に「資格なし」と断じられた、二人の落第者。
だが、誰も知らない。
この理不尽な判定の裏に、アークレギオンそのものを揺るがす“異常”が隠されていることを。
これは、
世界に否定された二人が、世界のルールそのものを覆し、英雄へと成り上がる物語。