あらすじ

神聖ローマ皇帝マクシミリアン二世に仕える軍人、ラザルス・フォン・シュヴェンディ。 フランス、低地地方、そしてハンガリーの戦場を渡り歩いた彼は、周囲から「冷静沈着な名将」「戦場を読み切る怪物」「皇帝軍きっての実力者」と恐れられていた。 しかし、その実態は――ただの小心者である。 砲弾が飛べば真っ先に身を伏せたい。 敵将に名を呼ばれれば人違いで済ませたい。 突撃命令を出した直後に、誰よりも後悔している。 彼の望みはただ一つ。生きて帰り、暖炉のそばで葡萄酒を飲むことだった。 だが、戦場は彼に優しくない。 逃げたい将軍は、逃げようとするたびに戦功を重ね、後方へ下がりたいと願うたびに前線へ押し出されていく。 これは、内心ではずっと「帰りたい」と思ってい将軍が、後世英雄と呼ばれるまでの物語。

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小説を読もう2026/06/22
  • 現在の作品逃げ腰将軍は名将らしい 〜シュヴェンディのハンガリー戦記〜