あらすじ
窓のない教室、空調なし、机は貨物用コンテナ。
彩生学園・最底辺クラス「カーゴクラス」所属、結城颯太。武器は「描き者(かきもの)」——入学時に描いた絵が実体化した、頼りない相棒だけ。
目指すは最上位「ファーストクラス」個性しかない問題児のクラスメイト。今日も校内ランクを上げるための、頭の悪い作戦会議が始まる——はずだった。
でも、もし。
この学園に、誰も知らない「もう一つの意味」があったとしたら。
そして、君の絵が——なぜか、いつまでも「完成しない」としたら。
くだらない毎日の、その奥にあったもの。
笑って、笑って、そして——気づいたら、泣いていた。