あらすじ
聖女――それは聖女召喚魔法により選ばれる、強力な浄化能力を持つ特別な少女。
魔物が跋扈する世界で、聖女はその力で人々を救い、国を導く大事な存在だった――
……というのは、一昔前のお話。
今では魔物が現れる原因が特定され、魔物は激減。
聖女召喚は過去のものとなり、現在ではほとんどの国が召喚を行わなくなっていた。
しかし、特に魔物の害がひどかったと言われるプリューム王国では、
未だに多大な予算をかけて定期的に聖女召喚が行われている。
今年、二十年ぶりの聖女召喚が噂される王宮内で、
魔法省の片隅にて働いていたアレットは、
魔法学校時代の同級生であるこの国の王子・ユーリスに呼び出され、
「王家公認の偽聖女になってほしい」と告げられる。
どうやらこの国では聖女召喚が形骸化しており、政治と金儲けの道具としてしか機能していないらしい。
これを知ったユーリスは偽の聖女を立て、聖女はすでに召喚されたことにして、
今年の聖女召喚の儀式を中止にする、という作戦を考えたというのだ。
仕事に忙殺され夢を忘れかけていたアレットは、日々を変えるきっかけとしてその提案に乗るが、
やがて聖女召喚を巡る王宮の策謀に巻き込まれていき――!?
◇7月15日に富士見L文庫より刊行される、第8回富士見ノベル大賞<入選>受賞作品の試し読みになります。
書籍情報
https://www.kadokawa.co.jp/product/322602000844/
◇試し読みは全26話。書籍120P分以上の分量です。毎日更新予定。
◇校正前のデータを使用しておりますので、実際の書籍とは表現が異なる箇所がございます。
◇本文更新後、前日談を予定しています。