あらすじ
剣も魔法も使えない最下級職「荷運び人」レオン・ミナト。
彼の前世は、日本の総合商社で資源・物流案件を担当していた会社員だった。
冒険者パーティーに雑用扱いされ、ダンジョンの三階層で置き去りにされたレオンは、捨てられた荷物と謎の帳簿からある違和感に気づく。
物資の消費量。罠の発動。死亡者の記録。
このダンジョンは、ただの迷宮ではない。
誰かが、攻略者の命と物資を管理している。
戦えないなら、戦わない。
レオンは補給、在庫管理、契約、信用、撤退計画を武器に、使い捨てられる荷運び人たちを集め、冒険者ギルドと補給商会の利権に挑んでいく。
剣でも魔法でもない。
物流こそが、ダンジョン攻略を支配する。
登場人物紹介
レオン・ミナト
本作の主人公。前世は総合商社の会社員。転生後は最下級職の荷運び人。戦闘能力はないが、需要予測、在庫管理、契約交渉、リスク管理に長ける。
ミリア・ノート
薬師見習い。薬品管理と命の倫理を担うヒロイン。レオンが数字だけで判断しそうになる時、目の前の命を思い出させる存在。
シオン・エルローデ
銀槍を持つ没落騎士令嬢。前線で補給網を守るヒロイン。撤退を敗北と感じる誇り高さを持つが、レオンの思想に触れて変わっていく。
フィオナ・レイス
鑑定師組合の若手鑑定師。帳簿、魔石、古代記号の解析を担う知的ヒロイン。ダンジョンの謎を追うが、危険を面白がりすぎる面もある。
ガルド
レオンを置き去りにした冒険者パーティーの剣士。戦闘力を重視し、補給や数字を軽んじる初期対立役。