あらすじ
かつて魔王を討ち、世界を救った大魔導師エイミール・ヴァレン。
だが、その強大すぎる魔導の力と英雄としての輝きを恐れた国王と重鎮たちにより、彼は“次代の魔王”に仕立て上げられてしまう。
争いの火種になることを避け、エイミールは自ら王都を去った。
十年後。
恩師フローラ・ナイツェルの訃報と遺言を受け取ったエイミールは、正体を偽り王国へ戻る。
彼が受け継いだのは、フローラが創設した私設高等学府「アルヴェイン」。
だが、師亡きあとその場所は、「底辺学府」と蔑まれるほど落ちぶれていた。
残されていたのはさびれた校舎と、フローラの理念を守ろうとする女性教員のリーンベル。
そして、誰からも見放された五人の学生たち。
彼らの未来になど、誰も期待してはいなかった。
やがてエイミールの教え子たちは、学府の発展とともに、王国の未来を変える力となっていく。
これは“次代の魔王”と恐れられた英雄が、底辺学府を大陸一の教育機関まで発展させ、若者たちともに成長していく物語。