あらすじ

小学六年生のりりは、ハチにかまれたところからばい菌が感染して、点滴の治療をするために入院することになった。隣のベッドの涼子ちゃんは「小児科病棟の情報屋」と呼ばれるくらい物知り。ある日、涼子ちゃんが「病院の屋上につながるドアを深夜の二時に開けると、別の世界につながってしまう」という話をしてくれる。気になったりりは、昼間に屋上に行き、そこでおばあさんと出会う。おばあさんは脳の血管が詰まったことにより、普段は左手と左足が動かない。けれど、この屋上では自由に動かせるのだという。おばあさんに会うために、毎日屋上に行くようになったりりは、ある日、空色のスカーフのセーラー服を着た中学生の女の子と出会う。その子は、「恵」と名のった。小児科病棟で生まれたときからずっと眠り続けているという、女の子と同じ名前を。

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エブリスタ2026/06/21
  • 現在の作品あの子のスカーフは夏の空の色