あらすじ
異世界に転移して5年。
佐藤健(25)は、モンスターから逃げ続けるだけの生活を送っていた。
戦わない。救わない。成長しない。
あるのはただ一つ――「転移」能力だけ。
危険になれば逃げる。それだけで生き延びてきた。
そんなある日、彼は思いついてしまう。
「いっそ帰れないなら……地球ごとこっちに転移させればいいんじゃね?」
冗談のつもりだった。
軽い現実逃避のはずだった。
――だが翌朝。
港に現れたのは、日本の護衛艦だった。
言語は通じる。異世界と地球は“繋がってしまった”。
そして世界は告げる。
この異常事態の原因は誰か、と。