あらすじ

雷魔法を誇る名門ヴァルツェン家。  その双子の弟として生まれたアルスは、“触れた物に微弱な電気を流すだけ”の劣等能力しか持たなかった。  ――出来損ない、一族の恥。  そう蔑まれ続けた末、アルスは兄カイルによって森で殺されかける。  逃げ込んだ先は、凶暴化した魔物“濁り”が彷徨う《アルヴェイン霊森》。  そこで彼は、黒い砂を操る妖精の少女リュナと出会った。  妖精社会でも価値がないとされる、異質な“黒い砂”しか生み出せない妖精。  家族に不要とされた“劣化雷魔法”の少年。  落ちこぼれ同士の出会いは、やがて世界の常識を覆していく。  死の淵で蘇る、前世の記憶。  そこで見たのは、この世界に存在しないはずの知識だった。  黒砂が舞うたび、鉄が軋む。  雷だと思われていた力は、少しずつ別の貌を見せ始める。  これは、“失敗作”と呼ばれた少年と落ちこぼれの妖精が、出会いと旅を重ねていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/06/21
  • 現在の作品落ちこぼれ雷魔法使いと黒砂《こくさ》の妖精