あらすじ

――この世には、あそびのかみさまがいる。 子どもの頃から、朝倉紬には、ときどき“普通ではないもの”が見えていた。 日常にまぎれこむ異形。人と人のあいだに張り巡らされた、目に見えないつながり。 その話をしたとき、祖母は紬にこう告げた。 「この世には、あそびのかみさまがいるのよ」 高校二年生になった今も、紬はおとなしく、目立たない少女のままだ。 けれど人を見捨てられない優しさと、誰にも見えない“糸”を感じ取る力が、彼女を神々の世界へ引き寄せていく。 家族で訪れた山で迷子になったあの日。 妹を背負ってさまよう紬の前に現れたのは、糸でできた髪と、透き通る瞳を持つ存在だった。 その出会いをきっかけに、紬の日常は少しずつ壊れ始める。 花いちもんめ、かくれんぼ、あやとり―― 遊びの名を持つ神々は、人と世界を静かに侵食していく。 これは、世界の裏側に触れてしまった少女と、 “あそびのかみさま”たちの物語の始まり。 神々の陣取りゲームが始まる前夜。 すべては、この少女の観測から始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/06/21
  • 現在の作品あそびのかみさま ―遊びに支配された世界で、口の悪い女子高生は糸切り鋏を振るう少女―