あらすじ

二年前の3月11日に海へ消えた恋人の真弥は、幽霊になって帰ってきた。  三回忌に際して真弥の実家で過ごしながら、美奈子は思う。真弥はいつか、ほんとうに帰ってしまう。その前に言わなければならないことがある。でも何を言えばいいのか、ずっと分からないままでいる。  山形の冬、ひとつの別れのための長い旅。悼むとは、言葉を尽くして相手に向き合うこと。 静謐な筆致で描く、喪失と再生、そして不完全な愛の物語。 ※この小説は一部に東日本大震災を思わせる表現があります。直接的な描写はなく、また本作はフィクションでありますが、東日本大震災を取り扱った作品であることをご了承ください。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/06/21
  • 現在の作品散ったバラの残り香に