あらすじ
一九九三年。
世界に突如ダンジョンが現れた。
原因は香港、九龍城砦の取り壊しの噂を聞いた一人の科学者だった。
科学者は取り壊しを阻止するため、ある“構造体”を作り出した。
それは、自己進化・自己増殖・自己防御を行うよう設計された存在だった。
当然のように、それは制御を失いダンジョンとなって世界を侵食していく。
人々はそれをクーロンと呼び、恐れた。
世界がクーロンに侵食されてから一九年。
多大な犠牲を払って人類は初めて、クーロンの攻略に成功する。
それは、人類にとって最初の勝利であり、反撃の狼煙だった。
そして、時は流れに流れて二二七二年。
世界に残されたクーロンは、十二城。
ヨコハマクーロンで発見された、虫の息の正体不明の男。
ヨコハマクーロンに住み着く狂科学者は、その男を幼女型の義体へと移した。
過去も、身体も失った男は、幼女の姿でクーロン攻略に送り出される。