あらすじ
『人の恋は蜜の味』短編シリーズ第五弾!
平民出身の研究者ラウルモンド・ドレアス。
養父であるドレアス教授に拾われ、学問を与えられ、研究者としての地位を手に入れた。
だが、その代償として彼は自分の人生を差し出していた。
研究成果は教授の名で発表され、自らの功績は決して認められない。
それでも恩を返さなければならない。
そう信じて生きてきた彼の前に現れたのは、男爵令嬢ユア・スタール。
「先生、自分の人生を全部あげちゃったんですもの。」
優しく寄り添い、誰も口にしなかった本音を暴いていく少女。
――恩は、いつ返し終わるの?
――逃げてもいいんですよ。
その言葉は救いだったのか。 それとも破滅への誘いだったのか。
自由を知らなかった男が初めて手にした選択。
その劇薬は、やがて多くの運命を狂わせていく。
「先生は十分頑張りました!」
その自由、甘くて危険。極上の劇薬を、あなたに。