あらすじ

誰にも聞かれなかった最後の言葉は、死んでも消えない。 行き場を失ったその言葉は「呪い」となり、生きる人間へ取り憑く。 そんな呪いを断ち切るため、呪われた者の最期の言葉を書き残す職業――記録士が存在する。 記録士ルナは、五年間、一度も感情を見せることなく、人々の最期を記録し続けてきた。 喜び、後悔、恐怖、愛情、孤独。 どんな言葉にも耳を傾ける。ただ聞いて、ただ書く。それだけが自分の役目だと信じて。 しかしある日、元記録士を名乗る老人・ソルから一通の指名依頼が届く。 備考欄には、ただ一言。 「君のことを知っているから」 彼との出会いをきっかけに、ルナは記録士という仕事に隠された、あまりにも残酷な真実を知ることになる。 これは、誰かの「最後の言葉」を記録し続けた少女が、忘れてしまった自分自身の言葉を取り戻すまでの物語。 全25話・一話完結で紡ぐ、優しく切ない日常ファンタジー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/21
  • 現在の作品さよならの記録係