あらすじ

ーーゆうちゃんはね。

ーー精霊で、天使で、神様なの。

私、朱宮みおには、大切な親友がいる。

夕枯白亜(ゆうがれ・はくあ)
ゆうちゃん。

誰よりも賢くて。
誰よりも優しくて。
誰よりも綺麗で。

そして、誰よりも正しい人。

だから私は、ずっと信じていた。

ゆうちゃんは特別な存在なのだと。

私とは違う。
私なんかとは比べものにならないくらい、美しくて、尊い存在なのだと。

だから私は、ゆうちゃんの隣を歩きたかった。

同じ景色を見て。
同じ時間を過ごして。
同じ場所で笑いたかった。

ただ、それだけだった。

けれど、人は成長する。

私も成長した。

成長すればするほど、自分という存在が見えてくる。

私は綺麗じゃなかった。

優しくもなかった。

正しくもなかった。

そして何より――穢れていた。

どれだけ手を洗っても。
どれだけ祈っても。
どれだけ善良に生きようとしても。

消えないものが、この身体の中に残り続けている。

穢れは決して、浄化されない。

それでも。

それでも私は、ゆうちゃんの隣に立ちたかった。

だから、決めたの。

全部、綺麗にしてしまおうって。

全部、燃やしてしまおうって。

そうすればきっと。

私は本当の意味で、
ゆうちゃんの親友になれるから。

だから、決めたの。

私は、今日、身を清めることを。

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アルファポリス
アルファポリス2026/06/21
  • 現在の作品【完結】最愛なる私の親友に「とびきりの天国」を