あらすじ
エリートが集う魔導学園。銀髪の少年・すずらんは、他者の深い傷を癒やす治癒力と、負の感情を光に変換して浄化する異質な能力を宿していた。
しかし、その光は同時に、触れた者の心を穏やかに塗り替えてしまう「精神干渉」の性質も併せ持っている。
自身の心と体を削り、すり減らしながら、ただ無垢に他者を救おうとするすずらん。
その危うい輝きに魅了されたのは、学園内でも特に強力な魔力を持つ五人の少年たちだった。
当初は互いに警戒していた彼らだったが、すずらんの光に触れるたび、その魂は抗いようのない執着に侵食されていく。
「この光は、絶対に誰にも渡さない——」
これは、光を囲い込もうとする五つの「檻」と、何も知らずに咲き続ける無垢な銀花が織りなす、美しくも残酷な愛執の物語。