あらすじ
ごく普通の高校生である主人公のレイトは、ある日自宅で見つけた謎の赤いボタンを軽い気持ちで押してしまう。
次の瞬間、彼はなぜか王城の玉座の前に立たされていた。
「そなたは勇者として召喚された」
そう告げる王に対し、レイトは困惑する。だが同時に、どこか納得してしまう自分もいた。
なぜならこの国ではすでに15人もの勇者が召喚されており、彼は“16人目”に過ぎなかったからだ。
しかも戦況は特に切迫しているわけでもない。むしろ勇者が増えすぎて管理の方が問題になっている有様だった。
「保険じゃのう」
そう言い放つ王により、半ば流れで勇者として扱われることになったレイト。
しかし彼に与えられた力は不明、他の勇者たちも一癖も二癖もある問題人物ばかり。サイコパス蘇生師に先輩コミュ障勇者、死呪の奴隷少女に兵士さん、パーティは毎話のようにどんどんカオスを極めていく。
これは、まともなはずの主人公がそんな仲間たちに翻弄されるバカでアホなお話である。
勇者とは何か。魔王とは何か。そしてこの世界は本当に救う価値があるのか。
――そんな疑問はさておき、今日も彼らの旅はどこかズレた方向へ進んでいく。