あらすじ

下層民として生まれたルカとアレンは、かつて同じ飢えと理不尽の中で育った。 アレンは転生者だった。 奇跡を起こす力を持ち、その力で腐った国を変えようとしていた。 だが奇跡には代償がある。 大きな奇跡を起こすたび、アレンの記憶は少しずつ失われていく。 「俺が道を踏み外したら、お前が俺を殺せ」 王になる前、アレンはルカにそう頼んだ。 合言葉は「守る」。 民を守るため。 そして、暴君になった未来の自分を守るため。 やがてアレンは革命を成し遂げ、王となった。 国は変わった。 飢える民は減り、貴族の横暴も消えた。 けれど、出生階級の刻印は残った。 通行は制限され、検問は増え、法の名のもとに下層民が処刑されるようになった。 王は言う。 「今は必要だ。いずれ緩める。必ず良くなる」 そしてルカは気づく。 親友はもう、あの日の約束を覚えていない。 だからルカは、王が忘れた約束を果たす。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/20
  • 現在の作品王になった親友が『守る』という約束を忘れたので、俺は約束を果たす