あらすじ

リアーヌはエリック伯爵令息から婚約破棄を言い渡される。 彼は婚約中にも関わらず、カサンドルという侯爵令息と懇意になっており、「彼女の方が伯爵家には相応しい」という一方的な理由でリアーヌを見限った。 確かにカサンドルは皇帝の血を引く娘で、見目麗しく、成績も優秀で魔法のスペシャリストでもある。リアーヌが勝てるところなど、一つも見当たらなかった。 そしてリアーヌは、代わりにアメルハウザー子爵領のハルトヴィンの元へ嫁がされることとなる。 ハルトヴィン子爵は「魔界の海賊」と呼ばれ、商船でも容赦なく襲う蛮族としての一面も持つという、まさに海賊だった。 リアーヌはハルトヴィンの元に、まるで服でも下げ渡すかのように、嫁がされることとなったのだ。 こうなっては覚悟を決めるしかない。最早幸せになれるなどと彼女は思わなかった。 しかし行ってみると、ハルトヴィンは見た目も性格も、噂とはかけ離れていた。 リアーヌは辺境の地で財宝のように大切に扱われ、充実した日を送ることになる。 そんな彼女のもとに、婚約破棄したはずの伯爵家から使者がやって来る。 「戻ってきてほしい」と彼は言う。 なんと、伯爵家は存亡の危機に立たされていたのだった。

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小説を読もう2026/06/20
  • 現在の作品なぜ彼女は元婚約者からの手紙を読まずに燃やし続けるのか