あらすじ

普通の高校生・朝日奈奈沙は、ある夜、黒い濁流のような異常に襲われる。 彼女を救ったのは、白銀の刃を振るう青年・風見早月。 風見が所属する鎮守局は、現実を侵す異常――“侵蝕”を観測し、封じ、祓うための組織だった。 助かったはずの奈沙には、それ以来、奇妙な鈴の音が聞こえるようになる。 りん。 鈴が鳴るたび、侵蝕は奈沙を見つける。 そして奈沙の力は、鎮守局の記録にもない現象を引き起こしていく。 普通の生活から少しずつ遠ざかり、鎮守局の世界へ足を踏み入れる奈沙。 無口で不器用な戦闘員・風見、軽口を叩く観測員・佐伯、冷静な解析官・東郷たちに支えられながら、彼女は自分が何者なのかを知っていく。 現実を侵す異常。 鈴の音。 白銀の刃。 そして、失われた“神薙”の名。 普通でいたかった少女が、境界のこちら側で、自分の立つ場所を選ぶ物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/06/20
  • 現在の作品神薙の奈沙