あらすじ
婚約者の屋敷で出された一杯の紅茶。それを疑いもせず飲んだエルフリーデは、毒に倒れ、十八で命を落とした。
いつも我慢して、控えめに、淑女らしく生きた果ての、報われない死。――ふざけるな。
暗闇の中で本気で怒ったその瞬間、彼女は二年前の自分に逆行していた。しかも、やり直した体は、毒も効かず、鉄を握りつぶす怪力と、底なしの食欲を備えた“最強”に変わっていて。
「今度は、我慢なんて、絶対にしない」
令嬢の檻を捨て、エルフリーデが向かったのは北の辺境。魔物を素手で狩り、その肉を豪快に食らう彼女に、「辺境の鬼」と恐れられる無愛想な辺境伯が、なぜか惚れ込んでいって――。
そして、彼女を毒殺した犯人は、まだ、あの家にいる。
毒も効かない最強令嬢の、やり直し無双&溺愛ファンタジー。スカッと爽快、ときどき甘い。