あらすじ
クロエは王室御用達の洋菓子店「ラベイユ」で、店長のエルマーの元、日夜パティシエーヌとして修行を積んでいた。しかし洋菓子店の店長が死ぬと、代わりにやって来た二代目経営者のライナーと意見が対立。目障りだと解雇されてしまう。
クロエは王都で再就職先を探すが、ライナーの息が掛かったごろつきに拉致されて山奥に生き埋めにされてしまった。
生き絶えるかと思った矢先、クロエは山で暮らす猟師の青年に助け出された。とりあえず雨風を凌ぐため、彼女は廃屋で暮らし始める。
するとこの山の住民は皆、それぞれ複雑な事情を抱えており、人目を避けて暮らしていることが分かった。
そこでクロエは偏狭な住民たちと仲良くなるために、廃屋で得意のお菓子作りを始める。
その頃ライナーは、主要な製菓材料の仕入れ先のいくつかが不明であることに気づき、独自に調査を始める。しかし仕入れ先は見つからず、顧客である王を怒らせ、店の信用にも翳りが──