あらすじ
ある中学校の、天体観測会の夜。
天文部の三年生・滝沢直斗と、幼馴染で部長の七瀬麻衣は、校舎の屋上から、向かいの旧校舎で起きた殺人事件を双眼鏡で目撃してしまう。
殺されたのは若き女性教師。そして現場から逃げていく、二人の親友・尾崎武の姿だった。
「俺はやってない」
容疑者にされ、追い詰められていく武。
その言葉を信じた直斗は、警察も大人も信じてくれないなか、たった一人で真相を追い始める。
セクハラ教師の影、婚約者の存在、めぐる嘘。少しずつ近づく真実——その矢先、想像をはるかに超える"第二の惨劇"が、直斗からすべてを奪い去ってしまう。
あの夜、星空の下で本当は何が起きていたのか。そして、直斗の最後の選択とは――