あらすじ

発酵学を学ぶ大学院生・九条朔は、祖母の死をきっかけに十年ぶりに故郷の菌守村へ戻った。

そこはオメガのフェロモンが「発酵香」として現れる特殊な村。

醤油、酒、酢――高貴な香りを持つオメガが尊ばれる中、朔の香りは「味噌」。

低俗な香りとして蔑まれ、幼い頃から村で疎まれてきた。

しかし帰郷した朔を待っていたのは、村を統べる神職アルファ・神代伊織からの突然の求婚だった。

「お前は俺の番だ」

拒絶する朔だったが、村の地下で眠る巨大菌糸体が彼にだけ反応する。

やがて明かされるのは、朔の身体に宿る“神の菌”。

そして村が百年ごとに繰り返してきた、残酷な共生儀式の真実――。

運命の番なんていらない。

神にもなりたくない。

それでも彼だけは、何があっても俺を離してくれなかった。

発酵香が結ぶ、異色のオメガバース・ラブストーリー。

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アルファポリス
アルファポリス2026/06/19
  • 現在の作品『味噌の香りのオメガは神の番に選ばれたくない