あらすじ
現代語訳『源氏物語』。読めばいいだけのはずなのに、六条麗子はことごとく誤読する。光源氏の身分、女君たちの本当の気持ち、ぜんぶ麗子フィルターを通すと別の話になっていく。
でも誤読のたびに、麗子の参考書(ギャル語ナレーション)が全力でツッコミを入れてくる。
笑ってたのに、いつの間にか泣かされる。そういう話です。
桐壺からはじまって、夕顔、末摘花、そして六条の影が差す葵へ。千年前の女の子たちの本当の気持ちに、誤読を通り越して触れていく一冊。
『クチナシの花が咲く場所で』で現代に生きた彼女たちの源流を、高校生の読書体験を通してたどる物語。