あらすじ
「俺に反逆した者はどうなるか。側近どもの目の前で、小鬼、貴様が見せしめになれ」
身寄りもなく、神社で静かに50年を生きてきたつばき。若き新頭領、正宗の神宮詣りの折、「美しさで酒宴に花を添えてはくれないか」と側近に頼まれる。しかし、持ち前の好奇心と鋭い観察眼が災いし、新頭領の遊びに真っ向から反抗してしまった。
罪人として連行された先は、正宗の屋敷。そこで待っていたのは、新頭領の嗜虐趣味を満たすための「特殊な奉仕」だった。
伝え方が不器用な高貴な鬼と、変わり者だけど優しい小鬼。反発から始まった二人の関係は、お屋敷での濃密な日々を通じて、少しずつ形を変えていき――。