あらすじ
「ヴェロニカ・ハルデンベルク。お前との婚約を破棄し、この国から追放する!」
王太子エドガーから突然そう告げられたヴェロニカ。
彼女は不正を許さず、身分の高い者にも容赦なく処罰を求めてきた。
その厳しさから、貴族たちには悪役令嬢と呼ばれている。
だが誰も知らなかった。
王都を守る結界も。
魔物を退ける魔法も。
豊かな大地を保つ祝福も。
すべてヴェロニカの力によるものだった。
その事実は、王家の威厳を守るために隠されていたのだ。
秘密を知る国王が倒れた隙に、王太子は聖女を名乗る少女の言葉を信じ、ヴェロニカを追放してしまう。
「承知しました。もう二度と、この国には戻りません」
ヴェロニカが国境を越えた瞬間、王都の結界は消えた。
ようやく自分たちの過ちに気づいた王国。
しかし、今さら謝ってももう遅い。