あらすじ

かつて、尾辻大地は「風」だった。 先頭で風を切り、誰よりも速く逃げる先行屋。だが栄光の決勝で、信頼していた番手にあっけなく差されたあの日から、歯車は狂い始めた。練習をやめ、勝ちを諦め、賞金だけを拾うサラリーマンレーサーへと落ちていく。 そんな大地の前に現れたのは、「3年でG1を獲る」と噂される規格外のルーキー・天羽清隆。完膚なきまでの敗北。世代交代の現実。 ――もう、終わりだ。 そう思っていた大地に、幼なじみが何気なく言った。「意外と頑張ってた」。 その一言が、消えかけた火を、もう一度灯す。 目指すは competition の頂点、S級S班。落ち目の先行屋の、再起の物語が始まる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/06/19
  • 現在の作品打鐘(ジャン)が鳴る』