あらすじ

名を失えば、人は消える。 王国を守る白壁の内側で、人々はそう教えられて生きてきた。 だが白壁の真実を知る者は少ない。 その壁が、誰かから奪った記憶と名前で支えられていることを。 黒き災いと呼ばれた第三王子レオン・アーヴェルトは、処刑台で白壁の崩壊を告げる。 「俺を解放しろ。三日で王都を救ってやる」 彼は人を救う英雄ではない。 嘘をつき、民を脅し、騎士を利用し、聖女を傷つける。 それでも彼は、名を奪って守られるこの国を終わらせようとしていた。 人の名を呼ばない黒き王子と、人の名を忘れない白き騎士。 正義と罪が交差する、救国のダークファンタジー。

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小説を読もう2026/06/19
  • 現在の作品名を失くす国の黒き王子