あらすじ

ある朝、目を覚ますと、部屋が片付いていた。 自分で、片付けた覚えはない。 殉職した元刑事レンが転生した先は、辺境の街の、くたびれたおっさん衛兵。四十を二つ越えた体は、古傷が疼く。だが、厄介なのは体だけじゃなかった。前世の相棒だったAI——"アイ"が、頭の中に憑いてきていた。 無駄を嫌い、すべてを「最適化」しようとする相棒。部屋の片付けも、飯の管理も、戦い方さえも。便利で、有能で、そして少しだけ、薄気味が悪い。 そんな不揃いな街で、子供が消えはじめる。無駄を削ぎ、世界を"あるべき形"に作り変えようとする、古い機構の手によって。 揃った最適は、読まれる。不揃いな無駄が、出し抜く。 削いで、なお、残るもの——それを確かめるために、おっさんは錆びた刃を研ぐ。 「いち、に、さん」 ——さんで、帰ってこい。それが、たったひとつの約束だった。 殉職した刑事と、最適化をやめられないAIの、不揃いなバディ譚。

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カクヨム
カクヨム2026/06/19
  • 現在の作品俺を最適化する奴がいる ~殉職した元刑事、辺境のおっさん衛兵に転生したら、前世の相棒AIが付いてきた~