あらすじ
「あの、まだなんですか?」
「まだまだだよ。だってまだぜんぜん山をのぼってないでしょ?」
とっても楽しそうな顔をしてうるるは言った。
山の民のうるるはこの聖なる山でずっと暮らしていて、聖なる山の案内人のお仕事をしている少女だった。
とっても可愛くて、とっても元気で明るい(そしてどんなに山を歩いても疲れない、とっても体力のある)少女だった。
カラフルな山の民の民族衣装を着ていて、きらきらとしている山の民の手作りの首飾りや腰巻きをつけている。
そんなうるるの山の民の民族衣装の帽子をかぶっている頭の上には『初めて見る不思議なふわふわした少し大きな猫みたいな動物』がいた。
この聖なる山にしかいない『聖なる生きものと呼ばれている白い幻獣』の子どものみゅうだった。