あらすじ
女性に異常に好かれてしまう大学生・神谷 恒一。
くじで神様から与えられた「モテモテ(特級)」という能力によるものだと知る。
その力は、相手の意思に関係なく好意を引き寄せてしまう危険な能力だった。
軽い好感では済まず、やがて好意は執着へと変わり、
監視・侵入・対立といったトラブルが現実に発生していく。
神谷は能力を消すか悩むが、
極端な代償を避けるため「使いこなす」道を選択。
他人との距離や影響を“観察”しながら、崩れかけた人間関係の中で生きることを決意する。
そんな中、唯一――
その能力がまったく効かない少女・七瀬と出会う。
初めて得た“普通の距離感”に安堵する神谷。
しかしそれは同時に、この能力の本質と危険性を突きつける存在でもあった。
――好かれることは、本当に“幸福”なのか。
歪んだ好意と向き合いながら、
神谷は「人に好かれる意味」と「自分の在り方」を探していく。