あらすじ

王宮式典局が『婚約破棄発生時対応要領』を整備して二年。舞踏会での断罪劇は激減した――のだが、思わぬ事態が起きていた。 「この証拠で、婚約破棄は通るだろうか」 審査を恐れた貴族子息の皆様が、断罪を「決行する前に」式典局へ相談に来るようになったのである。かくして開設された婚約破棄事前審査窓口。本日も、自信満々の申請者が列を作る。 「日付が矛盾しています。却下」 「これは証拠ではなくあなたの日記です。却下」 「そもそも原因はあなたの浮気です。窓口が違います。隣の神殿へどうぞ」 文官メルディナ――いまはアシュフォード夫人――と新人リタが窓口で見たのは、断罪志願者たちの呆れた実態と、たった一件の「本物」だった。 『対応要領』シリーズ第二弾。窓口コメディ、のち少しだけ真剣です。単体でもお読みいただけます。

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小説を読もう2026/06/19
  • 現在の作品婚約破棄の事前審査窓口を開設したところ、おやめになる方が続出しています