あらすじ
オウフェル・フルスは落ちこぼれだった。人一倍魔力がありながら魔術が使えず、そのせいで卒業試験に落ちてしまった。
けれどオウフェルはめげず、次の卒業試験合格に向けて、今日も魔術訓練に励む。
そんな彼のもとに、国最強の水属性魔術使いであるマーシャ・ウィストリスが特別講師としてやってくる。オウフェルは彼女の前で魔術を放ってみせようとするが、当然出ないものは出ない。
するとマーシャは一組の黒いグローブをオウフェルに差し出す。それは魔術……ではなく、魔力を放つための道具──〝魔導具〟
意を決してそのグローブをはめるオウフェル。そして彼が見せたのは、目の前のもの全てを無に帰すほどの膨大な魔力の波動だった。
卒業試験まで残り二か月。合格できなければ再留年もあり得るオウフェルが、国最強の水属性魔術使いとの出会いを機に新たな道を切り開く。