あらすじ

止まらない少子化。広がる貧富。そんな世の中の流れを止めるべく世界は驚きの決断を下した。  それは人類社会にとって禁忌とも言える方法であった。  『人権の消失』  これは今までの人類史を否定する空想上のものであった。しかし嘗ての栄華を失い人口が10億ほどまで減少してしまった人類に倫理がどうかなどという余地はない。  結果この問題は数多の反論はあれど世界の権力者によって決定され…この日より女の人権は認められなくなった。  ―  ――  ―――  ――――  そして時は流れること数百年。あれほどの議論になったこの世界法規『人口増進法』も今ではほとんどの人間に受け入れられていた。  この法律は生命の母体である性である女を徹底的な管理下に置き、毎年一定水準の新たな人類を生み出すことに重きを置いたものだ。事実としてこの法が機能し始めてから人類の減少は止まり、少しづつではあるが増えてきている。  結果から見れば人類の復活という観点からは成功と言える。だが…幸か不幸か人間には感情、倫理観というものが備わっており、数百年で浸透したと言っても未だに反対するものたちはいる。  その行動は正しい。だが正しかったのは数百年前までであり今は反乱軍なのである。  これはそんな反乱の心を持つ一人の青年が再び男女平等を求め、叶うまでの話である。

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カクヨム
カクヨム2026/05/28
  • 現在の作品女の人権が剥奪された世界に於いて